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takashiの独り言

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迷っている間に高度はどんどん落ちていきますよ。

ハンググライダーのコンペでもフリーフライトでも、上手な人は、何というかスムーズで効率よく広範囲を飛んでしまいますが、そこまで上手でない人との違いは何でしょう?
ひとことでいうと、上手な人は迷いがない、と言えると思います。数ヶ月前に霊石で飛んでいる時に気が付いたのですが、そのパイロットはとても基本技術は高く、若い人からも尊敬されるほどだし、頭も良く知識も豊富なのですが、ソアリング中もサーマル間の移動も上げきってからのグライドも迷いまくっているのがグライダーの動きに現れていて、迷っている時はたいていシンクの中を飛んでしまっているので、せっかく頑張って高度を上げても、その高度を活かした飛びが出来ません。
はっきり言うと考え過ぎで、判断のスピードが遅く、迷っている内にどんどん高度を落としています。
いろいろな知識を身につけることは大事ですが、フライト中は自分が良いと感じる方に素直にフライトした方が結局は良いフライトにつながっていくと思います。たとえその判断が間違っていたとしても、判断できずに迷っている間に高度を失い降りてしまうよりは、サッサと判断して自分の行きたい方に行った方が後悔は少ないはずです。
話は飛躍しますが、コンペでよく大量ゴールのスピードレースと言われるタスクがありますが、何となくベースバーの引き込み勝負みたいな言葉の印象ですが、ほとんどの場合はサーマルの見切りやコース取りの判断の良さや判断の速さのレースで、ベースバーの引き込み勝負になるのはファイナルグライドで高度が無駄に余ってしまった場合だけです。
刻々と変わる気象条件の中で自分で風の流れをイメージして次々と判断を下して、飛んでいく。ハンググライダーって楽しいなあ。

判断の中に、自分の中の安全マージンを加味することを忘れずに。

by taka_sunama | 2015-11-09 11:11 | technic
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ハンググライダーフライトログなど


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