人気ブログランキング | 話題のタグを見る

takashiの独り言

takashi427.exblog.jp ブログトップ

2007/9/22 富山つくばね2007 Day1

とにかく、いろいろな人からの視点で事実を公表することは
真相解明、今後の安全意識のあり方等にとって意義のあることだと
思い、たいしたログではないがフライトログを書くことにしました。
といっても濱口のログとほとんど一緒なんですが。

ただ、一緒に飛んでたと思われる選手はオレの勘違いかもしれないので
イニシャルで書きます。

TASK:つくばねTO→八乙女TO→前山反射板→関乗寺→砺波IC→理休LD→粗谷ゴール(54.4km)

オレはタスクコミッティーを仰せつかっていたので、詳しい気象情報やコンバージェンスの
位置などもおおまかに把握していた。しかし、恥ずかしながら積雲が発達して雨まで
降らすことは考えていなかった。(事前の気象情報でも強風や雨には言及していなかった。)

12:30 ゲートオープン ダミーもそこそこ上がっていたし、アーリーバードもぶっ飛んではなかったので、
「オレならあがる!」作戦でさっさとテイクオフ。たぶんアーリーバード以外の選手では、しげとに次いで2番目。
なかなか渋かったけど、あがる人は徐々にあがり、下がる人は徐々に下がっていった。
オレは上がりもせず下がりもせず、テイクオフより50mほど高い高度をキープ。
そのうちシード勢も出てきて、頑張って粘っていると、ぶっ飛びかけた選手が少し沖側で
いいサーマルにヒット。このサーマルにみんなが集まって20機ほどの巨大ガーグルが形成され、
順調に1400mほどまであがる。
後は、慎重に高度を落とさないようにしながら1stパイロン手前5kmのスタートラインに近づく。
この時はまだ普通にいいコンディションだと思っていた。

13:20 デパーチャーオープン(1回目) 13:19に1stパイロン6km手前、
高度1500m(ほぼ雲低)でスタート。オレより約50m上にM氏、さらに30m程上にU氏、
この3機よりやや山側、やや低いところにKM氏。
右前方に本物のトップ集団、6~7機がいた。
1stパイロンに向かう途中、沖側の低い高度に、まだ薄い積雲ができかけているのに気づく。

全員1度も回さずに1stパイロンをリターン。1stパイロン700mほど手前で
Dさん率いる先頭集団とすれ違う。オレも1stパイロンをとって2~3kmはリターンして
少し高度が落ちたので、上げなおしをはかる。このあたりでJHF無線(正式にはスカイレジャー無線かな)で
桂さんが何か言っている。まっすーも何か言っている。どうやら低い雲が、テイクオフ周辺を危険な状態にしている模様。
たしかにこれから行く2ndパイロン前山反射板方面の低いところは雲で見えない。
オレは上げながらしばし待機(高度は1200mほど)。直後にまっすーが競技キャンセルを発表。
オレはJHF無線をヘルメットのチンガードにつけているので、キャンセルは発表と同時に把握。
自分も繰り返しJHF無線でキャンセルを発声した。

自分の置かれている状況は雲にも入っていないし高度も高いし、でもキャンセルとなったので
すぐに周りの雲からは離れようとして北西方向に逃げる。高度はあまり落ちない。
まだ、山チン等の情報も入っていなかったので不謹慎かなあとは思いつつ、反射板をぶっちして
高度処理のつもりでタスクをまわることにする。関東寺通過してもまだ高い。砺波ICを目指す途中、
テイクオフ方面をみると黒い雲に覆われていて雨も降っていそう。砺波ICをとってもまだ高度は
500m以上あったので、タスク通り理休LDを目指す。この間1度も回さず、グライド。
理休LD3km手前まできてもメインLDが見つからなかったし、弱い雨もパラついてきたので、
広い降ろしやすい田んぼを選んでランディング。北西の風1~2m、降ろしやすかった。
時間はわからないがおそらく14:00頃と思われる。
すぐに携帯電話で本部に連絡してランディング報告をした。

この日、私は1度も危険な思いをしていないし、恐い思いもしていない。もちろん雲中にも入っていない。
これは多分にラッキーだったに違いないが、ほぼ同時にスタートしたはずの何人かの選手はキャンセルの把握が遅れ、
危険な空域を飛んでしまっている。この日は結果的に大変危険な空域を飛ぶことになる可能性があったが、
私は幸運にもキャンセルになるまでに危険な空域に入らず、いち早くキャンセルを把握でき、
危険と思われる空域から逃げることができた。

みなさん、JHF無線をちゃんと聞けるようにしておきましょう。
by taka_sunama | 2007-09-28 18:56 | competition
line

ハンググライダーフライトログなど


by taka_sunama
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31