takashiの独り言

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ひどく荒れた空域でのコントロール

今年の春は、勢力の強い高気圧が長く日本列島に居座り、晴天をもたらすことが多く、空気も乾燥していて、強いサーマルコンディションの日が多いと感じています。強いサーマルコンディション≒激しい乱気流とも言えるので、怖い思いをしたパイロットも多いと思います。
はい、私も最近のフライトはリスクが高く、フライトすべきでないコンディションで飛んでしまった事もありました。

まあ、こんな事を言えるのも、結果的には大事に至っていないからですが。

で、私に限らず、パイロット証を持っている人は基本的には自分でコンディションの判断をして飛ぶのですが、いつも自分の予想通りのコンディションというわけにはいきません。
予想よりも穏やかな優しいコンディションなら(少なくとも安全上は)問題ないのですが、予想より風が強かったり、思いのほか空域が荒れている場合も起こりえます。
そういう場合、自分が飛んでいて楽しくないのであれば早くランディングすればいい、と考える人が多いですが、問題なのは指定地へのランディングが非常に厳しい場合もあるということです。
そういう場合は、ランディング場の風が良くなるのを期待して飛び続けるか、諦めて、指定地ではないが、出来るだけ他人に迷惑をかけないで、風の安定している場所を探してランディングするか、のどちらかになると思います。

さて、そんな一般論はもっと偉い人に任せて、もうどうにもならないような酷い荒れた空域に、誤って入ってしまった時のコントロールで私が実践していることを紹介します。
1.VGフルオンは危険なので、適度なVGセッティングへ。ただ、VGフルオフが安全か?といえば、そうでもないかな、と感じています。荒れた空域では、激しい失速からのタンブルが一番怖いので、VGフルオフの速度が失速ギリギリのセッティングの機体は1/4〜1/2、VGを引いておいた方が安全な気もします。

2. ベースバーを強めにグリップする。
これは、本能的にも、やる事ですが、意識的に'ベースバーを絶対に離さない'覚悟でグリップする必要があります。
ひどく荒れた空域では、体も振り回されるし、ベースバーが後ろに飛んでいってしまうような事も起こります。もちろんズーッとベースバーを握りしめる必要はありませんが、激しくグライダーが暴れるような時は、しっかりグリップしてください。

3. ベースバーを上に引っ張って自分の体重を増やす。
これは以前、板垣さんやミノルに聞いて、実践してみたら、使えるテクニックでした。ベースバーを胸に引き付けるイメージで上方向の力を加えると、加えた力分の荷重がスイングラインにかかり、コントロールする上での荷重を増やせます。普段から使えるテクニックですが、荒れた空域では特に有効だと思います。

4.最終的にどうにもならない時はレスキューパラシュートの使用をためらわない。
これは、最後の手段ですが、普段から頭に入れておかないと、いざという時に忘れてしまい、レスキューを投げれずに、接地してしまうことがあります。
具体的にはコントロールバーが手から離れてしまい、コントロール不能、グライダーの何処かが壊れてしまいコントロール不能、対地高度が低い状態での激しいスピンなどで回復の見込みが薄い時などです。
対地高度が1000m以上あれば、少し時間的余裕がありますが、対地高度が300m以下では、ほとんど時間的余裕はありません。
あくまで、対地高度なので高度1700mで飛んでいても、1500mの山の上なら対地高度は200mしかありません。


もちろん、こんな状況にならないように用心して飛ばなければなりませんが、時として、自然の力は想像以上の乱気流を作り出すことがあります。コントロールの方法などは知識として知っておいて、普段から練習しておくのは意味のあることだと思います。
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by taka_sunama | 2014-05-13 22:26 | technic | Comments(0)
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