takashiの独り言

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そこにいても上がらないんだから、先に進んで上げる。

ハンググライダーの競技における考え方のひとつ。日本ハング界の横綱、大門さんに聞いた話です。
私からしたら、ちょっと衝撃的な発想でした。
2年前だから、2011年夏の池田山カップの最終日だったと思います。15人くらいがゴールする、タイミングが良ければゴールできるけど、はまるとあっさり降りてしまうトリッキーなタスクでした。
池田山でしっかり上げて、そうそうたるメンツで対岸の低い山並みに渡ったはいいが、激渋。大門、太田、松村、砂間等々が低いリッジと同レベルで、のたうつハメに。
オレはここで動いたら降りてしまうから、僅かでもリッジがとれて、たまに弱いリフトも上がる尾根の上にしがみついていました。もはや大門さんが何処に行ったかをみる余裕はありません。オレは10分以上もがいた末にやっとの思いで少しはましなサーマルに入り、レースに復帰?もはや一度、死にかけたタスクでその後もペースは上がらずかなり遅いタイムでゴールしました。

が、大門さんは同じようなピンチにいたはずなのに、さすがにトップタイムではありませんでしたが、3番目くらいのタイムでそれほど遅れずにゴールしていました。

不思議に思ったオレは大門さんに、あそこでどうやって上げたか聞いてみました。
大門さん「次のパイロンの権現山の方までリッジで動いてサーマルヒットした。確かに低くてピンチだったが、先のサーマルポイントまで、リッジで届く高度だったから進んだ。そこにいても上がらないんだから、先に進んで上げる。」

ほ〜〜〜、 へ〜〜〜〜〜、
って感じでした。オレが低くてビビって焦りまくってる時に、冷静に先の状況を観察し、たとえ今よりさらに低くなっても移動して、先のサーマルヒットの可能性にかけている。

もちろん、このやり方がいつもうまくいくわけではありません。動いてしまった為に降りてしまうこともあります。

ただ、リッジをうまく使えば、たとえ高度が低くても、僅かな高度ロスで移動でき、広い範囲のサーマルを探せること。どんな状況でも、冷静に周囲の状況を観察し、より上がる可能性の高い場所を探すこと、が大事だと思いました。

で、この前の2013EJCの最終日、あの日はちょうどスタート時間くらいから、足尾周辺はオーバーキャストでかなり渋くなっていました。猿公園の周りはときどき良いサーマルが上がっていたようです。燕鉄塔のパイロンが高かったのがネックになってしまいましたが、速いパイロットは、高く上げて燕をとったわけではなく、ほとんどギリギリの高度で燕をとり、たいして上げもせず、リッジを使い足尾に戻っています。さらに足尾がたいして上がらないと分かると、猿公園の状況を見て、高度が300mほどしかないのに、猿公園へ移動していきました。そして高度200m前後でサーマルヒットし、先に進んでいきました。

まあー、オレには無理っすね。^_^;

ただ、今は以前ほど高度貧乏ではなくなりました。その日の最高高度まで上げなくても、先に進める高度と先のリフトの予測さえつけば先に進めるようになりました。

大門先生に感謝です。

しかし、依然として、上げるテクニックが最も重要である事には変わりはないのだが。
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by taka_sunama | 2013-10-27 22:44 | technic | Comments(0)
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