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takashiの独り言

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リッジソアリング(斜面上昇風)

シングルサーフェイスの機体からダブルサーフェイスの機体へ、ダブルサーフェイスの機体からキングポストレスの機体に乗り換えたのに、かえってリッジに寄れなくなって、フライトタイムが短くなってしまっている人をみかけます。ファルコンで飛んでた時はリッジソアリングできてたのに⁉

まあ、上級機程、低速でのコントロールの自由度がなくなるので、怖くてリッジに寄れない、という言い訳はよく分かりますが、つまりそれは乗れていないという事です。

実は斜面上昇風は非常にありがたい確実性の高い上昇風で、世界中のあらゆる斜面、物体で発生するので、世界的なコンペティションでも、うまくリッジ風を使えるかどうかで、飛び続けられるか、降りてしまうか、の明暗を分ける事もあります。

だいたい、霊石の渋いリッジの時に降りてしまうパイロットは、僕に比べて、1.5〜2スパン(翼長、1スパンは約10m)山から離れています。
ちなみに、僕の霊石でのノーマルなコンディションでの安全マージンは約0.5スパンです。

スパンという単位にピンとこない人は自分のグライダーの幅を正確に把握出来ていません。これは、安全性の為にも非常に重要な感覚なので、飛んでいる時に翼端を意識するなどして、自分のグライダーの幅を確認して、見なくでも、翼端の位置が分かるようにしておいて下さい。

まあ、こんな事言って、いきなり山沈されても困るので、まずは、1/4スパンくらいづつ、リッジ帯に寄せていきましょう。

もうひとつ重要な事は、テイクオフの高度を大事にする、という事です。
テイクオフ直後は、フライト自体に慣れていないので、怖くて山に寄れない、という気持ちも、よく分かりますが、だからこそ、たくさん飛んで機体を直ぐに自由にコントロール出来るようにするべきであり、自分の機体のスパンを正確に把握して、これだけ山に寄せても大丈夫、という自信を持つべきです。

上級機に乗り換えたところで、あなた自身はたいして上手くなってはいないのです。もちろん高性能機は夢のようなグライドを可能にしてくれますが、それも上げられて初めて出来る事。

僕らが普段飛んでいる空域は、20年前に既に今ヤンがU2よりも飛ばない機体でたくさん飛んでいる空域なのです。

説教くさくなってしまったな。
シャキッと飛ぼうぜ、
Dっち、Mのちゃん、Sみずさん!
by taka_sunama | 2013-09-28 10:52 | technic
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