takashiの独り言

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意外に知らないテイクオフテクニックその1

ダイナミックコントロール
要は、力づくのコントロールの事

ハンググライダーのテイクオフでのスタ沈は機体が大きく右か左にとられてしまって起こる事がほとんどだ。
誰でもスタチンはしたくないので、慎重に風を選んで出るし、とられたら全力で直そうとする。まあ、当然である。

しかし、意外に走り始めのとられの修正のやり方を知らない人が多い。現に私も、教員講習検定会で教えてもらうまで、知らなかった。

普通のプローンハーネスだと、ある程度機体が浮いてくるまで、スイングラインに荷重がかからないので、体重移動によるとられの修正は出来ない。
それまでは、力づくでとられを修正しなければならないのだが、体重移動の要領で横方向にしか力をかけていない人がいると思う。例えば機体が右にとられたら体を左に寄せて、左の手に内側の力を加えて、右の手は外に突っ張る感じで。しかし、これでは全然とられは直らない。とられながら機体が浮いて荷重がかかってやっと左に修正が効くので、とられがわずかな時なら危なっかしいながらも、テイクオフする事は出来る。

では、どうすれば良いか。答えは縦方向に力を加えるのだ。
同じように機体が右にとられた場合は、左手で左のアップライトを下に抑えつける力を加え、右手で右のアップライトを引っ張り上げる力を加える。

落ち着いて考えれば分かる事だが、要はロール方向の修正をしたいので、コントロールバーを横に動かしても意味ないワケで、とられた方向とは逆方向に回転させる力を加えるって事です。

ポイントは力を加える方向の意識。上下に力を加えて下さい。
で、この考え方は、簡単に練習できます。空いてるエリアならテイクオフゾーンでも出来るし、降りた後にランディングゾーンでも出来ます。

自分の機体を風に正対させてホールドします。次に誰かにサイドワイヤーを上か下に引っ張ってもらいます。この時、アップライトに上下方向に力を加える意識がない人は全く耐える事が出来ませんが、それを知っている人はサイドワイヤーをかなり意地悪に上下させても、けっこう耐える事が出来ます。

これを教えてちゃんと理解して実践に活用してくれているのは、鈴木由路くらいだろうなあ。

まあ、元々、そんなの当然だろ!って人もいると思いますが、わりと学校では教えてくれないんですよね。

まあ、言葉だけでは分かりづらいので、わからない人はオレをつかまえて聞いて下さい。喜んで教えますよ!

次回は、その2
横に動いてとられを直そう⁈
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by taka_sunama | 2013-09-10 20:18 | technic | Comments(4)
Commented by zぜん at 2013-09-10 22:03 x
参考になります。

「学校ではおしえてくれないTO」に関して長い事疑問があります。

それは「(安全第一で考えた場合)TOでVGは引くべきなのか?」です。
僕はVGフルオフのTOがどんな時でも安全だと思います。
・ロールが軽く、とられても修正が容易
・浮きだしが早く、体重移動コントロールに早く入れる
・もし浮ききらなかった時に蹴り出し後ダイブする高度が少ない
というのが理由です。

しかしU2T2乗り換えの時、VG1/4でTOというのを学校で教わりました。当時は鵜呑みにしていましたが、その後にこの疑問を尋ねたパイロットの中には「VGフルオフだと失速する」と言う人もいて、正しい考え方が一般的に浸透していないと思っています。僕も自分の考えとして持っていますが100%の断言はできません。

投稿する時間がなければ会った時でもいいので、S間さんの考えを聞かせてほしいです。
質問が抽象的なので答えにくければ、「VGを少しでも引いた方が安全な場面のTOはありますか?」という質問だと思ってください。僕の考えは、「ない。」です。
グライダーによるのであればU2T2を例にとってもらえるとうれしいです。
Commented by taka_sunama at 2013-09-10 22:53
コメントありがとう。

機体とパイロットの技量、コンディションに依ります。U2、T2に関しては、砂間はVG1/4ONを基準にテイクオフします。
VGを少し引いた方が浮き出しは早くなります。VGを引いたら高速翼になるから浮き出しも悪くなると考えるのは間違いで、より翼効率は良くなるので、浮き出しも早くなります。ここからは、私の個人的な見解ですが、T2のVGフルオフは翼が緩み過ぎて浮きが悪く感じていました。飛んでいる最中もVGフルオフにはほとんどしませんでした。ただ、U2はVGフルオフのトリムの遅さでも、サーマルの中では小さく上を向いて上がっていくので、U2ではソアリング中はフルオフも使っていました。
また、テイクオフ時に迎角の保持がしっかりできる人はいいのですが、ノーズが上がりやすい人はVGフルオフだとスタティックバランスがよりテールヘビーになってしまうので、少しVGを引いておく、という理由もあります。特に風が弱くて、とられる心配は少ないけど、ロケーション的に早い浮き出しが欲しい、という時はVGを少し引いてのテイクオフをオススメします。
Commented by zぜん at 2013-09-10 23:28 x
返信ありがとうございます。非常に参考になります!

4年目にT2でTOとVGの関係を試していた時期があって、その時にVGを引いてTOすると「浮きそうなスピードまで加速すると(翼効率が良いから?)機体が浮かずに前に走りだした」という感じがあって、それ以来VGを引いたら浮くタイミングが遅くなると思っていました。ちなみにこの時のVGは3/8でした。

ただそれ以来試してないので、返信を読んで、もうちょっと試してみて、ロケーションとコンディションに応じた最適なVGを選べるようになろうと思いました。(こういうのは自分で体感して初めて理解できるものだと思うので、文章だけを読んだ今の状態でまだ理解した訳ではないですが、まずは体感します。)

教えてもらってありがとうございました。
Commented by taka_sunama at 2013-09-11 00:01
翼が前に走り出したら、翼は飛び出してるんだから、ダイブには入らないでしょ。ランチャーなら少しは仕方ないけど、テイクオフでダイブするのは、速度が足りない場合か、押し出しのやり過ぎ。今迄溜めてた分を蹴り出せばよいわけで、わざわざダイブするほど押し出す必要はない。
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